[北斗が如く]ストーリー考察

大量のネタバレがあります。
本作にプレイする予定がある方、
一回クリアしてから本編を読むことをお勧めします。

目次:
・本編のストーリーの流れ
・サブキャラの空気化
・本作のステージ
・続編は?


本編のストーリーの流れ
「初期」で予定したストーリーでは?
ご存知の通り、あの時代の漫画は、
人気が出れば、作者がいやでも無理やり伸ばす傾向があります。
実際北斗の拳も、伸ばしすぎて
後期のストーリーが前期にかみ合わない、
やかで弱いエンディングになる羽目になった。
今回の「北斗が如く」、おそらく当時予定していたストーリーと思われます。

原先生もあるインタービューにて、
最初はシン編で終わるつもりでしたとの発言も。
おそらくそれは、
シンを倒し→ユリア救出→ハッピーエンド
という流れじゃないかと、自分なりの想像でしたw

今回のストーリーも、スケールが大きくなって、
時間軸もシンの編の後ですが、
流れも事件解決→ユリア救出→ハッピーエンド
なので、原初なる流れではないかと。
当時のシンプルの傾向も。
いろんなところでいじりまくりですが
実は80年代の漫画事情も相当再現しましたと思います。


「マミア」がヒロインのストーリー
シン編の直後が出てくる、レイとマミア関連のストーリー。
この一回目のデコいれは、今回のストーリーの原型に見えます。
まずは今回のメインヒロインの「キサナ」とマミアの共通点
・豊な村の女長
・親をなくし、大任を承る
・村の防衛と成立に腐心
という、大きいなポイントが合致しています。

マミアは原作でも、一時期はヒロインに仕立てたいの傾向もありますが、
デコ入れでストーリーをのばすため、
またユリアにもどされた、不運なるヒロイン(;'∀')
キサナと今回のストーリーは、
その無念を果たすべく、作り上げたではないでしょうか、
と思えざるを得ないでいます(;^_^A

サイドミッションではすこし顔をだしたマミアではりますが、
本編とは何のかかわりもないでした。
レイにすらもスルーされた。
キサナという分身で無念を果たしましたが、
本人は悲しいまま、まさに「悲哀」、ですね。
(ひょっとしたら、これも弄りのネタかΣ(・ω・ノ)ノ!)


サブキャラの空気化
本作では、ケンシロウ自体すごく濃くしあげましたが、
サブキャラの空気化がかなりひどいです。
原作では、そのサブキャラの熱いエピソードが醍醐味にたいして、
本作は尺の問題でそれをほぼスルーしました。
原作ファン(厨?)にとって低評価されるのも、
仕方ないめんでもあります。
自分にとって、もっとも残念なキャラストーリーの前3位を上げてみました

1位:サウザーとシュウ
サウザーとシュウの関係性、そしてケンシロウとの因縁、
原作のストーリーとキャラ仕立てに非常に重要なポイントです。
特にサウザーを倒し、十字陵が崩れ落ちるシーンは、
原作では一大クライマックスでもあります。

なのに、本作はシュウを消し、
サウザーだけちゃっかり登場、
侵略失敗してかえる、ただそれだけ
中に体の秘密は北斗兄弟の絆を書く重要なポイントなのに、
ここでもあっさり解明。
正直、サウザー登場自体も必要ないじゃないかとw
お互いの背景を仕立てるシュウがいない本作では、
サウザーも空気でしかなくなりました。
トロフィーのネタ要員ですねわかります(∩´∀`)∩

2位:レイとユダ
レイ後半のストーリーと、それを引っ立てるユダ。
わりとレイのキャラクター性がこの後半の部分が大事です。
でも、その部分に欠かせないマミアユダは、
ひとりはちょい顔出し、もう一人が完全に消えています。
もっとも「友達」に近いレイが、
本作ではほんとうにただの友達キャラで終わりました(´;ω;`)ウッ…

ただ、わりとレイ自身のカット数が多いので、
サウザーとシュウペアに比べたら、
ましの方です。

3位:ラオウとトキ
北斗の兄弟として、原作でもかなりのポジションであります。
特にラオウの情と野望の葛藤は、
本編の趣旨の一つでもあります。
ラオウとトキとケンシロウの間の関係は、
北斗の拳の魅力の根本でもあります。

本作では、ラオウはその情を一切みれず、
トキもただの先生や説明役にわりました。
残念度だけといえば、こちらが一番かもしれません。
ただ、両方とも登場する上で、
カット数もそれなりにあり、
前の2ペアより悲しさが少ないと思います。

逆にこいつ
ジャギ様!!
原作とほとんど変わらない分量で登場するこの方w
尺の短さからみると、比重がでかい!
やはり、中身の人ですか!?
中身の人のせいですねわかります(●´ω`●)
(ジャギは真島の兄さん。一方、トキはあの影が薄いお方)
無双で一緒に暴れるアミバも登場してほしかったw
でかいババぁがあるのに・・・


本作のステージ
非常に気になりますw
原作では明言していないが、
原作のステージは日本で、修羅の国は中国思われます。
ただ、本作のステージは中国大陸風満載
原作と合わせて、あくまで個人の推測ですが、
多分どっかの中華街と思います(;'∀')
横浜とか・・・?


続編は?
祭りバカゲーですので、
続編の希望は非常に薄いでしょう。
ただ、各キャラクターはあまりにも薄いので、
再度ストーリーを練り上げ、
原作みたいに、キャラクターを濃く仕上げて、
新説北斗の拳を、期待もしています(∩´∀`)∩



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